ビザの申請が済んだら、具体的な生活の準備を始めていきます！
大事なのは以下の3つです。
- 銀行口座の開設
- 家探し
- 車をどうするか
まず、1つ目の銀行口座開設に関してですが、私はコモンウェルス銀行で口座を開設しました。この銀行はインターネットバンキングが使いやすく、オーストラリアでも広く利用されています。
口座開設自体はインターネットで事前に手続きを行えますが、実際に利用するためには、現地の銀行で本人確認を行う必要があります。そのため、事前にオンラインで開設しても、現地で手続きを行っても大きな違いはないかもしれません。しかも、住所の登録が必要で、多くの方は最初の住所が決まっていないと思うので、滞在先のホテルやAirbnbの仮住所を登録し、後から変更することをお勧めします。
口座開設と並行して行いたいのが、2つ目の家探しです。日本人が現地に到着して最も苦労するのがこの家探しかもしれません。事前に準備しておくと良い資料を以下にまとめました。
- Tenant Reference Letter（現在賃貸に住んでいる方のみ）：家賃滞納がなく、近隣トラブルがなかったこと、居住状態が良好だったことを証明する書類です。
- 賃貸料支払い記録（不動産会社から取得）：賃料支払いの履歴です。
- Personal Reference Letter：同僚や友人からの推薦状で、人柄や入居者としての適性を記載したもの。ホストから書いてもらうことも可能です。
- Professional Reference Letter：職場の上司や同僚からの推薦状で、仕事に対する姿勢や信頼性を記載したもの。
- 収入証明：銀行の英文証明書や源泉徴収票など、滞在中の賃貸料や生活費を問題なく支払えることを証明する書類です。
- 公共料金の領収書：最近の電気・ガス・水道料金の領収書で、申込者の名前と住所が記載されているもの。発行会社名、契約者名、住所、使用期間、金額が明記されている必要があります。
- パスポートのコピー：申込者および居住予定者全員分のパスポートコピー（顔写真のページ）。
- ビザのコピー：申込者および居住予定者全員のビザのコピー。
- 運転免許証・国際免許証（あれば）。
これらをPDFに変換し、メールで送れるように準備しておくと、家探しがスムーズになります。
私が実際に使用したサイトは「Realestate」と「Domain」で、これらのサイトでは事前に自分の情報を登録し、物件を探して内見（インスペクション）に申し込み、内見の許可をもらったら指定の日時に現地へ行くという流れです。その後、物件が気に入れば、サイトを通じて申し込みます。
私たちはこの家探しで非常に苦労し、10件以上申し込んで今の物件以外はすべて落選しました。結果は大体数日後にメールで通知されますが、何度も落ちて残念な思いをしました。それでもめげずに多くの物件を見に行き、申し込むことで、最終的には良い結果が得られることが多いです。2024年10月現在、アデレードの賃貸状況は少し改善していると聞きますが、それでも何件も申し込んでやっと1件受かるというのが一般的な状況のようです。
特に家具付きの物件は少なく、競争が激しいため、最終的に私は家具なしの物件に住むことになりました。物件選びは運も大きく影響するので、アデレードで良い家に出会えることを心から願っています。
最後に、3つ目の「車をどうするか」についてですが、結論から言うと車はあった方が良いです。その理由は、インターナショナルスチューデントはどこの学校にも通える反面、毎日の通学に車が必要となる可能性が高いことや、週末の日本語補習校への通学、スクールホリデー中の外出、日常の買い物にも車が必要になることが挙げられます。
アデレードはシドニーなどの大都市と比べて田舎なので、車がないと行動範囲が限られてしまいます。また、郊外では駐車料金がかからず、多くの物件には駐車場が付いているため、購入や売却の手間はありますが、車を持つことをお勧めします。
